中古バイクの修理に関する契約トラブル
冬場は修理やカスタム、これからの時期に向けて準備する人も多いと思います。
そんな時期ですが、修理やカスタムに関してのトラブルも多いのでしっかりと事前確認と契約をしてください。
4コマではではだいぶ誇張していますが、簡単な部品交換ですむかな?と思ったら、キャブレターのオーバーホールや足回りやブレーキにも異常があって直したら中古の原付が買えるくらいになった・・・なんてこともあります。
修理やカスタムに関するトラブル相談で多いのは下記です。
・期間に関するもの(いつまでたっても直らないなど)
・費用に関するもの(思っていたより高かった、見積もりだけで費用が発生した※注1など)
・対応に関するもの(女性だからなめられている・プロショップなので口出しできないなど)
※注1:エンジン内部の修理など原因調査のために分解等作業が必要な場合にはその作業分を請求される場合があります(見積もり費用等)。修理を行った際は修理費用内となりますが、見積もりのみだった場合には分解分の工賃が請求されることが多いです。
こういったトラブルは「言った・言わない」の話になってしまいがちですが、そもそもお店側とお客様の側で認識に違いがあることが問題の原因となっているようです。
こういったトラブルを未然に防ぐために是非ちゃんとした契約をしてください。「修理費用(概算見積もりでいいので)」と「修理期間(引き渡し日)」は最低でも事前に確認し、できれば書面等で残すことが理想的です。
お店側はプロですのでよほどのものでない限り大体の修理に要する時間等は推測できますし、修理中に予想外の故障や異常がある場合もありますが、その際にはその説明と期間延長の連絡と説明は当然ですので(お客様もご理解ください)そこで再度どうするかの検討も可能です。
修理・カスタム前には「期間」「費用」の確認を忘れずに!
修理トラブルおまけ
中古二輪自動車流通協会に来る修理関連の相談で男性と女性で傾向が異なる点があります。男性は主にお店(店主)との関係や車両の状態を気にして「待つ」傾向があるようです。逆に女性は「まだ直らない」「連絡が無い」と急ぐ傾向があるようです。
もし男性の方でバイクを2か月も3か月も預けっぱなしで連絡なしになっているという人がいたらお店に連絡してください。「どんな感じですか~?」でOKです。忙しいショップでは、納車整備や日常の軽整備(オイル交換や点検等)でついつい修理預かりが後回しになるケースもあるようです。
また女性の方では、バイクの修理は時間がかかるとご理解ください。部品発注などが発生する場合もあり預けて2~3週間かかる場合もよくあります。まだまだサービスという面では行き届かない部分も多く、直ったら連絡するというスタンスのお店もあるようですので、だいたいどの位で(日数)直りますか?と事前確認して下さい。
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中古二輪自動車流通協会は、中古二輪自動車の公正で公平な流通を促進すると共に、中古二輪自動車に係る企業や人々の幸福を追求し、消費者保護、啓発活動を通じ業界の発展、社会貢献を目的としています。
中古バイクに関する相談やサービスに関するお問合せは中古二輪自動車流通協会まで
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