バイク売却の前に必ずチェック!「訪問買取」のルールとトラブルを防ぐポイント

「長年連れ添った愛車を手放そう」そう決めた時、まず頭に浮かぶのが「どこで買い取ってもらうか」ではないでしょうか。
最近では、自宅まで査定に来てくれる「訪問買取(出張買取)」が主流になっていますが、実はこの「訪問買取」には、消費者を守るための厳しい法律のルールがあることをご存知ですか?
今回は、知らないと損をする「特定商取引法(特商法)」の規制内容や、よくあるトラブル事例、そして「店舗への持ち込み」との違いについて、わかりやすく解説します。

1.実は厳格!法律で決まっている「訪問買取」のルール

バイクの訪問買取は、特定商取引法の「訪問購入」という区分に該当し、業者には厳しい義務が課せられています。

やってはいけないこと

「不招請勧誘(ふしょうせいかんゆう)」の禁止:業者がアポイントなしに突然自宅を訪れ、「バイクを売りませんか?」と勧誘することは法律で禁止されています。
また、「査定だけ」と呼んだのに、強引に売却の契約を迫ることもルール違反です。

やらなければいけないこと

書面の交付義務売買契約を結ぶ際、業者は必ず「買取価格」「物品の種類(車種名など)」「クーリング・オフに関する事項」などが記載された書面を渡さなければなりません。

8日間のクーリング・オフと「引渡し拒絶権」
契約書面を受け取った日から8日間は、無条件で契約を解除(クーリング・オフ)できます。
さらに重要なのが、「クーリング・オフ期間中は、バイクを業者に渡さず手元に置いておく権利」が認められている点です。後でトラブルにならないよう、期間が過ぎるまでバイクを渡さないことも一つの防衛策です。

2.実際にあった!訪問買取のトラブル事例

残念ながら、一部の悪質な業者によるトラブルも報告されています。
「居座り」トラブル:査定額に納得できず断っているのに、「今売ってもらわないと困る」「上司に怒られる」などと言って数時間も帰りたがらない。
「低すぎる査定」:チラシの「高価買取・買取金額」を信じて呼んだのに、実際は難癖をつけられて相場より遥かに低い金額を提示され、強引に契約させられた。
「クーリング・オフ拒否」:後日キャンセルを申し出たが、「もうオークションに出した」「名義変更が終わったから無理」と嘘をついて拒否された。

3.「訪問買取」と「店舗持ち込み」どっちがいい?

「家に来てもらう(訪問)」のと「お店に行く(持ち込み)」のでは、実は大きな違いがあります。

比較項目訪問買取(出張査定)店舗持ち込み買取
手軽さ◎ 自宅で待つだけなので楽△ 店舗まで運ぶ手間がかかる
クーリング・オフ○ 適用される(8日間)× 適用されない
断りやすさ△ 自分のテリトリーに業者がいるため、断りづらいことも○ 納得いかなければ、そのまま帰るだけでOK
不動車の対応○ 動かなくても見に来てもらえる× レッカーなどで運ぶ必要がある

ポイント:店舗に直接持ち込んだ場合、「自分の意志で店に行った」とみなされるため、原則としてクーリング・オフは適用されません。
「その場でじっくり考えたい」なら訪問買取、「自分のペースで交渉を切り上げたい」なら店舗持ち込みが向いています。

4.安心できる取引のために、ここをチェック!

トラブルを未然に防ぐために、以下の3点を意識しましょう。
「中古二輪自動車流通協会」の会員店か確認する:当協会の会員店は、法令遵守と健全な取引を誓約しているプロ集団です。
電話の時点で意向をはっきり伝える:「査定額に納得いかなければ絶対に売らない」と事前に釘を刺しておくことが有効です。
一人で対応しない:特に不安な場合は、家族や知人に立ち会ってもらうことで、強引な勧誘を抑止できます。

安全安心な愛車の売却のために

バイクの買取は、ルールを知っているだけでトラブルの多くを回避できます。
「おかしいな?」と思ったら、その場で契約せず、まずは当協会や消費生活センターへご相談ください。あなたの愛車が、正当な評価で次のオーナーへ引き継がれるよう、私たちはサポートを続けています。

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