
中古バイクを購入する際、車両の状態を判断する大きな指標となるのが「走行距離」です。しかし、一般の消費者の方がその数字が正しいかどうかを判断するのは、非常に困難なのが現実です。
「外見はピカピカなのに、実際に乗り始めたらトラブルばかり。調べてみたらメーターが巻き戻されていた……」
そんな悲劇を未然に防ぎ、誰もが安心して中古バイクを選べる環境を作るために、私たち中古二輪自動車流通協会(中二協)が提供しているのが「走行距離確認サービス」です。
なぜ中二協が「走行距離」を調査するのか(サービスの目的)
中古バイク市場の健全化は、当協会の最優先課題の一つです。
特に車検のない250cc以下の軽二輪や原付クラスでは、走行距離の管理が公的に行われていないため、個人売買や一部の不誠実な販売ルートにおいて「メーターの改ざん」や「無申告のメーター交換」が行われるリスクが潜んでいます。
私たちは、一般社団法人日本二輪車オークション協会(JABA)が管理する国内最大級のオークション流通データと照合することで、過去にその車両が市場に出た際の正確な距離を特定します。情報の透明性を高めることで、悪質な販売を抑止し、善良なショップと消費者の橋渡しをすることが、このサービスの目的です。
独自の厳格な実施方法
中二協の走行距離確認は、単なるWEB上での数字の照合にとどまりません。
車台番号の写真の提出
入力ミスや故意の改ざんを防ぐため、車体に刻印された車台番号を直接確認するプロセスを設けています。
画像による二重チェック
車台番号とメーター、車両全体と書類など複数の画像で確認をすることで、本来は販売店や整備士がチェックするものと同じチェック品質を担保しています。
こうした「ひと手間」をかけることで、照合結果の信頼性を担保しています。
【実録】知っておきたいメーター改ざん・交換の事例
相談窓口に寄せられる事例の中から、特に注意すべきケースをご紹介します。
事例A:個人売買での「低走行車」の罠
「走行わずか5,000km」という説明で個人から購入。しかし、当協会のサービスで照合したところ、オークション流通時には5,000kmを超えており改ざんが判明したケース。
事例B:マイル表示とキロ表示の混同
海外並行輸入車などで、メーター単位が「マイル」であるにもかかわらず、その数字をそのまま「キロ」として販売されているケース(1万マイルは約1.6万kmですが、1万kmとして誤認させる)。
事例C:メーター故障による交換(無申告)
前オーナーが故障でメーターを交換したが、その記録が残っておらず、販売時に「減算車」「走行疑義車」ではなく現表示の距離で販売されてしまったケース。
走行距離データと「整備点検記録簿」のセットが最強の安心に
ここで、より確実な中古バイク選びのためのアドバイスです。
走行距離確認サービスで「異常なし」という結果が出たとしても、それはあくまで「過去の流通時点での整合性」を証明するものです。
車両の真の健康状態を知るには、これまでの整備の歩みである「整備点検記録簿(メンテナンスノート)」の確認が欠かせません。
「いつ、どんな整備を受けたのか」という記録と、当サービスによる「距離の裏付け」。この二つが揃って初めて、そのバイクの本当の価値が確定します。
中古バイクは、一つとして同じ状態のものはありません。だからこそ、客観的なデータという「物差し」を持つことが大切です。
「このバイク、信じていいのかな?」と迷ったときは、ぜひ当協会の走行距離確認サービスをご活用ください。私たちは、あなたが最高の相棒と出会えるよう、情報の透明性という側面から全力でバックアップいたします。
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中古二輪自動車流通協会は、
中古二輪自動車の公正かつ健全な流通の促進を図るとともに、
業界に関わる企業や人々の幸福を追求し、消費者保護と啓発活動を通じて、
業界の発展および社会への貢献を目的として活動しています。
中古バイクに関するご相談や、各種サービスへのお問い合わせは
中古二輪自動車流通協会までお気軽にご連絡ください。
また、協会理念にご賛同いただき、
中古バイク業界のさらなる発展にご協力いただける会員店様を募集しております。
詳しくは協会事務局までお問い合わせください。
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