【12月が勝負】年末年始はバイク盗難の危険大!?帰省・旅行前にやっておきたい「早めの防犯対策」

こんにちは! カレンダーも1枚めくり、いよいよ12月9日。街も少しずつ年末の慌ただしい雰囲気になってきましたね。

みなさんは、年末年始の予定は決まりましたか? 「実家に帰省してゆっくりする」「旅行に出かける」という方も多いのではないでしょうか。

楽しみな年末年始ですが、バイク乗りにとって少し心配なのが「長期間、愛車から離れる」ことです。残念なことに、世の中が休みに入り、人の動きが変わるこの時期は、バイクの盗難リスクが高まるタイミングでもあります。

今回は、安心して新年を迎えるために、「今から準備できる」年末年始向けのバイク盗難対策についてお話しします。

なぜ年末年始は危険なのか?

普段は毎日のように乗っているバイクも、年末年始は数日間、同じ場所に止まったままになりがちです。窃盗犯にとって、以下のような条件が揃いやすいのがこの時期です。

  • 所有者の不在が明らか: 何日もカバーがめくられた形跡がないと「不在」と判断されやすい。
  • 人通りが減る(または増える): 住宅街などは静まり返り犯行に気づかれにくい一方、繁華街周辺では喧騒に紛れやすい。
  • 発見が遅れる: 帰省から戻ってくるまで数日間、盗まれたことに気づかないケースが多い。

12月上旬の「今」やるべきこと

年末ギリギリになってから対策グッズを買いに行っても、お店が閉まっていたり、ネット通販の配送が間に合わないことがあります。12月9日の今なら、まだ間に合います!

以下の3つのポイントを見直してみてください。

1. バイクカバーは「新品」か「厚手」に

ボロボロで中が見えてしまうカバーはNGです。 「車種が特定できないこと」が防犯の第一歩。また、年末は放火などのいたずらも増えるため、難燃性のしっかりしたカバーをかけることでリスクを減らせます。めくれ防止のベルトもしっかり締めましょう。

2. ロックは「地球ロック」を含めて複数個

ハンドルロックだけでは、今の窃盗プロ集団には無力です。

  • 地球ロック(アースロック): 柱やアンカーなど、動かないものとバイクを繋ぐ。
  • 複数のロック: 前輪、後輪、フレームなど、種類の違うロック(チェーン、U字、ディスクロック)を組み合わせる。

「外すのに時間がかかりそうだ」と思わせることが重要です。

3. 意外な落とし穴「SNSへの投稿」

これが一番現代的な対策かもしれません。 「明日から〇〇へ帰省します!」「今日からハワイ!」といった投稿をSNSでする際、自宅にバイクを置いていくことが推測できるような投稿は控えましょう。 投稿するなら、帰宅してから「行ってきました」と事後報告にするのが防犯上は安全です。

バッテリー上がりの対策も兼ねて

防犯とは少しずれますが、冬場の長期間放置はバッテリー上がりも心配です。 盗難防止装置(アラームなど)を付けている場合、微弱ながら電力を消費します。もし可能であれば、帰省前に一度しっかり走って充電しておくか、トリクル充電器を繋いでおくなどの対策もしておくと安心です。

まとめ:愛車を守れるのはあなただけ

「まさか自分が」と思うのが盗難被害です。 久しぶりに自宅に戻って、愛車がなくなっていたら……せっかくの新しい年が最悪のスタートになってしまいます。

そうならないためにも、今のうちにロックを買い足したり、保管場所の確認をしたりと、「早めの準備」を進めてください。

万全の対策をして、良いお年をお迎えください!

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