中古バイクのブログ
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購入時・契約・納車整備

中古バイクの通信販売トラブル(遠くのお店からの陸送での購入)事例

※定期的に更新している記事に内容を追加しています

ここ数年インターネット経由でのバイクの購入が増えています。
今回はお店での購入時に実際にあった相談事例です。

・バイクが動かない
・数か月乗ってよくよく見たら購入時の画像と違った(パーツが無かった・異なっていた)
・ネジが無い、オイル漏れがある
・調子が悪く近くのバイク屋に見てもらったら修理が必要といわれた

などなど

インターネットでの買い物が普通になってきている今ですが、バイクもお店側の努力もあり意外と気軽に買えるようになっているようです。ただし、ご注意いただきたいのは、バイクは整備が必要な乗り物で、特に中古車はどんなリスクがあるかわからない場合もあります。

当会に相談のある車両の多くは、お得感のある車両がある印象です。
これはインターネットでの価格検索や販売サイトの表示順を価格優先で調べることができるからのようです。送料(配送料・陸送代などの名称)込みでも近くのバイク屋で買いうより安いというのはお得感があると思います。
ただ、先にも述べたように「整備が必要」で「リスクがある」というポイントを忘れてしまうと痛い目にあってしまうようです。

納車整備をしたバイクが初期(納車時)から不調だった場合はお店に再整備を求めることができます。消耗品は除外や不調もライダーの認識の違い(前のバイクとの違いなど)の場合もありますが、お店に調査と再整備をしてもらうことができると安心だと思います。
お店の擁護ではありませんが、整備後に試走をするお店も多いですが、10分~長くても30分程度の近隣を流す程度です。実際に納車され1~2時間走ってみて発生する異常が全くないという事は無いと思います。

その際にすぐ見てもらえるかがポイントです。
通信販売(遠くのお店からの購入)はその店に見てもらおうにも送料がまた発生したり、保険のレッカーがあっても無料の距離では難しいのが多く、結局は自己負担での整備が発生してしまいます。

購入時の契約で何かトラブルがあった場合には、お店が負担して車両を回収し再整備し、再納車するなど明記されていればいいのですが、そんなコストのかかる契約をするようなお店はまず無いか、あったとしても高額車両の場合だと思います。

自分でバイクの整備はやります。できます!という人以外、特に初心者のライダーの方はバイクの通信販売での購入はよくご検討ください。

高年式・低走行・程度極上などリスクが少なそうな車両選びも重要です。

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