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中古バイクのカスタム?改造?チューンナップ?売買の注意など
中古バイクの魅力は現在は販売されていない旧車や絶版車といった憧れや人気車種が購入できるという事とカスタム車両が購入できるという事で非常に人気があります。
ただし、注意すべき事もありますのでカスタム車両の購入や売却を考えている方、カスタムを検討する方はご一読ください。
・カスタムバイクの購入時は「車検が通る」「違法ではない」がポイント
・カスタムバイクの売却は「人気がある」「車検が通る」「違法ではない」がポイント
■カスタムバイクの購入時は「車検が通る」「違法ではない」がポイント
カスタム車両の購入を検討している方には購入時「車検が通る」かと「違法ではないか」の確認をお勧めします。
当会に年に何件かある相談ですが、「バイクを買って乗ったらマフラーがうるさくて調べたら実は違法マフラーだった。」「車検がを通そうと思ったら違法マフラーで通らなかった。買ったままの状態なのに!」というものがあります。
違法な車両や違法なマフラーの取り付けをする販売店はNGです。ただ知らずにもしくはお店で売っていて車検を取って納車するのだから違法車両ではないと認識して購入するユーザーも多いようです。通常の販売店(当会会員店や業界団体加盟店)では違法改造はしないルールですので、そういったトラブルに合うことはありませんが、中にはルールを守らない販売店もあるようです。
「車検をノーマルマフラーで取って、カスタムマフラーに替えて納車します」なんてお店は絶対NGです。ルールを守れない販売店はそれ以外のルールも守っていないことが多く、整備や使用するパーツやオイルなどに関しても悪いうわさを聞くことがあります。
■カスタムバイクの売却は「人気がある」「車検が通る」「違法ではない」がポイント
大切に乗ってカスタムした愛車、いざ売却となったときのポイントです。
まずカスタム内容が人気があるかがポイントです。自分的には100点のカスタムでも他人から見て良い評価がもらえるか?という点でチェックしてみてください。これは売却=次の買い手が必要ですので、次の買い手がどれだけ高い評価をしてくれるかというのが重要です。
「車検が通る」「違法ではない」に関しては、購入の際のポイントでも書きましたが、バイクの販売店では違法改造車両の販売はNGとなっています。つまり違法改造の車両を販売するにあたっては「ノーマル戻し」もしくは「違法パーツの合法パーツへの変更」が必要となります。この「ノーマル戻し」「違法パーツの合法パーツへの変更」は、ノーマルや合法パーツの購入が必要になりますので、取り付け等も含めコストがかかります。中古バイク市場でバイクは車種や年式・走行距離・コンディションなど全く同じものは存在しませんが、近しいものはありますので大体の価格は相場から決まってきます。その販売できる状態にするためのコストがかかるとなると買取価格がその分下がってしまうことが容易に考えられます。
また個人売買では買った後に「車検が通らなかった」「違法とは知らなかった」など詐欺だや不利益自公の不告知等で解約(返金など)の請求がされることがあります。
違法改造(特にうるさいマフラー)はメリットがありませんのでご注意ください。
■カスタムの傾向
最近のカスタムの傾向はドレスアップの傾向が強いようです。レバー類の変更や各種パーツのカラー化やカラーリングの変更、ウィンカーの変更、ヘッドライトの変更(※注意:LEDなど人気ですが車検でNGが出るものもあるようです)など、大きく外観を買えるのではないか、ノーマルに比べると格段に綺麗に(おしゃれに)見えるというのが人気のようです。
マフラーも車検対応のもので「チタン」「カーボン」「きれいなデザイン」等の人気があるようです。
違法改造をしなくても十分楽しいカスタムはできますので、是非みなさんカスタムを楽しんでください。
違法改造トラブルの以前の記事です。
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