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安易なネット購入は危険!格安中古バイクの落とし穴に注意!
SNSや動画配信サイト、不用品譲渡サイトなどで、魅力的な価格で中古バイクを見かけることが増えましたよね。「走る」「曲がる」「止まる」問題なしと記載されているのを見て、すぐに購入を決めてしまうのはちょっと待ってください!安易なネット購入には、思わぬ落とし穴が潜んでいる可能性があるんです。
「問題なし」の言葉を鵜呑みにしていませんか?
直接取引や個人売買のプラットフォームでは、出品者がバイクの専門家ではない場合も多く、「問題なし」という言葉が必ずしも正確なバイクの状態を表しているとは限りません。実際に購入してみると、
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灯火類が点かない!: ウインカーやブレーキランプが故障していて、安全に走行できない。修理に高額な費用がかかることも。
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ブレーキが甘い!: ブレーキパッドの摩耗やオイル漏れなどにより、制動力が低下している。事故に繋がる危険性も。
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エンジンがかからない!: 納車直後にエンジンが始動しなくなる。修理に出しても原因が特定できない、なんてことも。
このように、実際に走行する上で重要な部分にトラブルが見つかるケースが後を絶ちません。格安で購入できたとしても、修理費用がかさんでしまい、結局高くつくこともあります。最悪の場合、安全に走行できない不良車両だったということもあり得るのです。
リスクを避けるために
ネットで中古バイクを購入する際は、以下の点に十分注意しましょう。
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現車確認は必ず行う: 可能であれば、必ず出品者と直接会ってバイクの状態を確認しましょう。エンジンをかけさせてもらい、異音やオイル漏れがないか、灯火類が正常に作動するかなどを自分の目で確かめることが重要です。
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走行距離や年式だけでなく、整備状況を確認する: 定期的なメンテナンスが行われているか、過去の修理歴などを確認しましょう。整備記録が残っていると、より安心です。
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安すぎる物件には注意: 極端に安い価格には、何らかの理由があると考えられます。焦って購入せず、慎重に判断しましょう。
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信頼できる出品者を選ぶ: プロフィールや過去の取引履歴などを確認し、信頼できる出品者から購入するようにしましょう。
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契約内容をしっかり確認する: 返品や保証の有無など、契約内容をしっかりと確認し、不明な点は必ず質問しましょう。
バイクショップでの購入も検討しよう
多少価格は高くなるかもしれませんが、専門の知識を持ったスタッフがいるバイクショップでの購入も選択肢の一つです。プロの目で整備・点検された車両を購入できるため、安心して乗り出すことができます。また、購入後の保証やアフターサービスが充実している場合もあります。
まとめ
手軽に中古バイクを探せるネットは便利ですが、その反面、リスクも伴います。「安いから」「すぐに手に入るから」と安易に購入を決めるのではなく、現車確認をしっかりと行い、納得のいく取引を心がけましょう。安全で楽しいバイクライフを送るために、慎重な判断が大切です。
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