バイク乗車時の安全装備の重要性について
■安全装備の重要性について
バイクは、その機動性と開放感から多くの人に愛されていますが、同時に交通事故のリスクも高い乗り物です。下記データからも明らかなように、自動二輪車や原付乗車中の死傷率は、自動車乗車中に比べて非常に高くなっています。
状態別 | 死傷者総数 | |||
自動車乗車中 | 203,749人 | 死者数 | 876人 | 0.40% |
重傷者数 | 7,132人 | 3.50% | ||
自動二輪車乗車中 | 22,710人 | 死者数 | 372人 | 1.60% |
重傷者数 | 4,093人 | 18.00% | ||
一般原付乗車中 | 14,624人 | 死者数 | 115人 | 0.80% |
重傷者数 | 2,473人 | 16.90% | ||
特定小型原付乗車中 | 238人 | 死者数 | 1人 | 0.40% |
重傷者数 | 27人 | 11.30% | ||
自転車乗用中 | 65,481人 | 死者数 | 327人 | 0.50% |
重傷者数 | 6,396人 | 9.80% | ||
歩行中 | 39,786人 | 死者数 | 965人 | 2.40% |
重傷者数 | 7,122人 | 17.90% | ||
その他 | 470人 | 死者数 | 7人 | 1.50% |
重傷者数 | 42人 | 8.90% |
※警察庁「令和6年中の交通事故の発生状況」より割合を算出
特に注目すべきは、重傷者の割合です。自動二輪車では約18%、一般原付では約16.9%と、自動車の約3.5%と比較して格段に高い数値を示しています。このデータは、バイクに乗る際には、万が一の事故に備えて適切な安全装備を着用することが、いかに重要であるかを示しています。そのため、バイクに乗る際は安全装備の着用を強く推奨します。
■ヘルメット
・頭部を守る最も重要な装備です。
・PSCマークやSGマークなど、安全基準を満たしたヘルメットを選びましょう。
・フルフェイス型やジェット型など、用途や好みに合わせて適切なものを選びましょう。
■プロテクター
・胸部、脊椎、肘、膝などを守るプロテクターは、衝撃を緩和し、重傷を防ぎます。
・ジャケットやパンツに内蔵されたタイプや、単体で装着するタイプがあります。
■ジャケット・パンツ
・丈夫な生地や革(レザー)で作られたジャケットやパンツは、転倒時の摩擦から体を守ります。
・プロテクターが内蔵されたタイプや、反射材が付いたタイプがおすすめです。
■グローブ
・手を守るだけでなく、グリップをしっかりと握るためにも重要です。
・レザー製やメッシュ製など、季節や用途に合わせて選びましょう。
■ブーツ
・足首まで覆うブーツは、足を守るだけでなく、転倒時の捻挫を防ぎます。
・バイク用として設計されたものがおすすめです。
・くるぶしを守るアンクルガード(プロテクター)の利用もおすすめです。
■その他
・視認性を高めるために、反射材や明るい色のウェアを着用しましょう。
・雨天時には、レインウェアを着用しましょう。
万が一の事故に遭った際の被害を最小限に抑えるためにも安全装備の検討をお願いします。
***************************
中古二輪自動車流通協会は、中古二輪自動車の公正で公平な流通を促進すると共に、中古二輪自動車に係る企業や人々の幸福を追求し、消費者保護、啓発活動を通じ業界の発展、社会貢献を目的としています。
中古バイクに関する相談やサービスに関するお問合せは中古二輪自動車流通協会まで
協会理念に賛同し中古バイク業界のより一層の発展に協力頂ける会員店を募集しております。
中古バイクに関する講演、啓発活動も行っております。詳しくは協会事務局までお問合わせください。
消費者トラブルに関する相談は消費者センター局番なしの「188」(イヤヤ)消費者ホットラインまで
***************************