バイクのタイヤのチェック ~溝以外にも使用年数と空気圧は大事~
ライダーのみなさん
バイクのタイヤのチェックしていますか?
当会の消費者相談でたまにあるのは、買った中古バイクのタイヤが古くひび割れていて、別の店に見てもらったら使うのは危険と言われたというものがあったります。
タイヤは、バイクの重要部品で、バイクのタイヤの接地面積は名刺1枚分程度と言われています。
そんな名刺1枚くらいの面積でバイクを支えるタイヤですので、安全の為のチェックは重要になります。
タイヤのチェック①:製造年の確認
2020年以降の場合は4桁の数字で表記されています。※詳細は下記リンクで
タイヤメーカーさんでは、製造から5年程度で交換を推奨するというところもあるようです。もちろん使用距離にもよって異なりますので、溝が無くなれば(スリップサインが出れば)数カ月での交換という人もいますし、溝も残っていて、ひび割れなども無ければ5年以上使用するという人もいるようです。
タイヤのチェック②:空気圧の確認
バイクのタイヤには空気が入っています。窒素などを入れている人もいますが、まだ通常の空気を入れる人の方が多いです。
バイクタイヤの空気圧は車種によって異なりますが、130kPaから300kPa位の間に設定されているものがほとんどです。※車種の取り扱い説明書で確認、もしくは、車体に推奨空気圧のシール等があり確認できるものがあります。
秋から冬にかけて気温が下がるとタイヤの空気圧が下がりやすくなります。これは、タイヤの自然な空気の漏れに加えて気温が下がりますので、ボイル・シャルルの法則も踏まえ空気圧は下がってしまいます。
バイクのオイル交換などの際に店でサービスでチェックしてくれる店もありますし、用品店やガソリンスタンドでも無料で空気入れをしてくれる、機会を貸してくれるところも多いです。最近ではインターネットで空気入れ用の機械も販売されていますので、数千円~で購入も可能です。
タイヤのチェック③:溝、ひび割れなどの確認
タイヤは使用すれば(走れば)摩耗しますので、距離を乗る人は早く溝がなくなる事もあります。そのためタイヤには使用限界を教えるスリップサインがあります。タイヤのサイドウォールに三角の目印などがあり、その目印からタイヤの接地面方向を見ると、溝の中に一部高い部分があります。この高い部分が地面に設置している場合には、使用限界ですので、交換が必要です。
また使用年数や利用状況にもよりますが、ひび割れや硬化を起こすこともありますので、その場合にも交換が必要になります。
バイクに乗る前の日常点検の項目にもありますので、定期的なタイヤのチェックをお願いします。
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