バイクの個人売買の悪質事例「SNSで連絡ください」は注意!
中古二輪自動車流通協会で受け付けている消費者相談で悪質性を感じる事例を紹介します。
■経緯
インターネットでの個人売買サイト(オークションやフリマ、不用品譲渡)で欲しいバイクを発見
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販売者に掲載サイト経由で連絡
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車両の説明や画像を送るとしてSNSやLINE等での連絡なる
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初めに見た車両はもう売約済みで別の車両を勧められる
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勧められた別の車両を購入したら、壊れていたり乗れる状態ではなかった
■おとり広告
おとり広告は昔からある悪質な販売手法で、違法行為です。
バイクや自動車の販売サイトでは対策がされていますが、対策をかいくぐってやそういった対策の無い個人売買サイトではまだ一部そういった行為があるようです。
■対策として
当会への相談でのこういったトラブルでの多くが、初めに車両を発見したサイトではなく個別にSNSやライン等で直接の連絡をして売買をしてしまい、そういったサイトの保証などの対象外になってしまいます。
「サイト経由でもいいですよ」「サイトでも直接でもどっちでもいいですよ」「サイトだと手数料がかかるので、直接だとその分安くできます」などと誘導され、サイト経由でも良いと言うのは信頼できるだろうから、なら安く買える直接でいいか。と思い支払いをするようです。
※購入者側から安くするように持ち掛けるケースもあります
最低限の対策としては、サイトで見つけたものはそのサイトで購入するという事です。サイトによっても異なりますが、個人間のトラブル防止のために様々な対策が施されているケースがほとんどですので、そのサイトの機能やシステムを理解して利用してください。
個別に連絡、SNSへの誘いにはのらず慎重に購入を決めてください。
おとり広告を雑誌やインターネットでしていた悪質な事業者が対策がすすむそれらの媒体は使えなくなり、個人を装ってインターネットの個人売買サイトでおとり広告の手法を使っているケースも考えられます。特に個人売買は個人間での取り決めになってしまいますので、正規のバイク店(事業者)からの購入とは違い法令の範囲外になってしまうケースもあります。
またバイク店(事業者)が販売に適さない車両(壊れている・修理代が高くつく・修理部品が廃盤など)と判断する車両が安価に個人売買されるケースもあるようですので、そういったリスクも踏まえ取引を検討してください。
だいぶ横道にそれてしまいましたが、「欲しいバイクを見つけて連絡をしたらもう売れた」は注意が必要です。
本当に売れてしまった可能性もありますが、そういった場合には、改めて探し直しをお願いします。
中古バイクの購入は、信頼のできる販売店からの購入、中古二輪自動車流通協会の会員店からの購入がおすすめです。
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中古二輪自動車流通協会は、中古二輪自動車の公正で公平な流通を促進すると共に、中古二輪自動車に係る企業や人々の幸福を追求し、消費者保護、啓発活動を通じ業界の発展、社会貢献を目的としています。
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