バイクの秋旅準備(ツーリングやキャンプに行く際の荷物火災に注意!)
やっとお盆が過ぎましたが、まだ残暑が厳しい日が続いています。
今年はコロナウィルス感染症の影響でゴールデンウィークの外出を控えた方がほとんどだと思いますが、秋の行楽シーズン、密を避けてバイクでツーリングやキャンプと考えている人も多いと思います。
そんなバイクの楽しみも注意して欲しい事があります。それは「バイクの荷物火災」です。
当会への相談では数年に1件(一昨年と昨年は続きましたが)あるものです。火災(荷物が焼ける)はそのくらいですが、荷物が熱で溶けた、車体が焦げた、変形したなどは毎年ある相談です。
注意点は以下となります。
・荷物とマフラーやエンジンなどの熱くなる部分との干渉はないか?
・マフラーの排気口の近くに荷物がかかっていないか?
・荷物がしっかりと固定されているか?走行中に風や振動で動いたりずれたりしないか?
■荷物とマフラーやエンジンなどの熱くなる部分との干渉はないか?
リアシートから荷物が横に飛び出してマフラーに触れておりその熱で出火というのが多いようです。耐熱仕様のバッグやリュックなどもありますが、あくまで耐熱ですので限界はあるようです。アメリカン等でもサドルバックが重さでマフラーに干渉してしまう事もあるようです。
荷物を積んだ際の出発前の点検をお願いします。
■マフラーの排気口の近くに荷物がかかっていないか?
意外に見落としがちなものです。マフラーやエンジンも熱いですが、排気ガスも熱があります。排気ガスはマフラーの排気口から勢いよく出ていますので、排気口から後ろ数十センチは高温状態と思ってください。10センチくらい空いてるしは危険です。
またナンバープレートやリアフェンダーなどの一部がマフラーの排気口に被っているとそれらが焦げたり、排熱が折り返して車体に吹き返す形になって、荷物火災や車体を焦がすなどもあるようです。
マフラー排気口の後ろは広めにあけてください。
■荷物がしっかりと固定されているか?走行中に風や振動で動いたりずれたりしないか?
これは基本中の基本ですね。ただ大丈夫と思っていても走行中に動いてしまうことがあります。バイクは自動車のコーナリングとは違いバンク(車体を倒して)でコーナーを通過します。その際に持つにも横や下向きGがかかりますので、固定はしっかりしないと徐々に動いてしまいます。落下の危険もありますが、一部がずれてマフラーに触って火災や溶けるなどしばしば聞く危険ですのでご注意ください。
はじめに一昨年と昨年は続いたとありましたが、これはいわゆるスポーツモデル(レプリカ・SS・フルカウル)と言われるモデルのものでした。共に純正マフラーでは無い社外品を付けていたものですが、純正の形状と異なるためマフラーがボディーから少し出ていたり、排気口の位置が上向きですこし高い位置にあるなどしたようです。
当会で把握する限りでも社外品のマフラーで特に違法性なタイプやレース用のマフラーを公道で使用している場合には、荷物火災や車両が焦げる等のトラブルがあるようです。
もちろん違法マフラーやレース用マフラーの公道使用は禁止されていますのでそれらでのトラブルは論外(自己責任)のトラブルとなります。ご注意ください!
秋の行楽ツーリングに向けて、みなさんチェックよろしくお願いします!
#バイクでツーリズム #バイクでキャンプ
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