バイクに関する啓発活動 売却時・買取・個人売買 購入前・検討時・お店選び
SNSやインターネットでのバイク売買は注意が必要です
※定期掲載の内容です
SNSやインターネットのオークションサイト、フリマサイト、不用品差し上げますのようなサイトでのバイクの売買はご注意ください。インスタグラムなどの画像から誘導し購入までさせるケースもあります。
大きく何パターンかありますので、ご一読ください。
【詐欺の事例】
SNSでバイクが欲しいと書いていたら、直接連絡が来て欲しかったバイクで価格も手ごろでカスタムされているのもあり気に入った。お金を半分頭金(※全額のケースもあります)として支払ったら連絡がつかなくなった。
オークションサイトにバイクを出品。最高額落札者から連絡が入りツーリングで使いたいのですぐの車両引き渡しの希望を受け引き渡し。夜だったため翌日振り込みの約束をするも音信不通。
【車両品質トラブルの事例】
通勤用なので安くバイクを手に入れたいと不用品譲渡のサイトを見ていたらちょうどいいのを発見。個人だったが行ってみたらジャンク屋みたいなところだった。バイクは普通にエンジンがかかって動いたので購入。乗って帰る途中から違和感。翌日最寄りのバイク屋に持っていったらハンドルまわりに亀裂がありこのまま乗るのは危険と言われた。
SNSでバイクを見ていたら欲しかったバイクの画像が多いアカウントを発見。アカウントから中古バイク販売店とわかってみていたら欲しかったバイクが相場より安く販売していたので購入。お店の印象も良かった。県外の離れたお店だったので車両確認をせずに陸送で納車。届いたらエンジンがかからない、ハンドルまわりはネジが無いなど不具合が多数だったが、お店からはノークレームノーリターンと言われ、結局近くのバイク屋で修理したが高くついた。
若い世代(10代~20代)のバイクに興味がありできるだけ安くバイクを購入したいと思っている人に詐欺や車両トラブルにあいやすいようです。安く買いたいという心理は理解できますが、詐欺の相手もそこを巧妙についてお金をだまし取るようです。また品質トラブルに関してもほとんど詐欺のような動かないボロボロの車両を販売する者もいれば、個人の認識の違い(A:ボロくてもうごけばOK、B:中古でもちゃんとした車両だろう)からトラブルになるケースもあります。
SNSやインターネットを利用して購入の際は、必ず現車確認(車両を見る)をすることでかなりの確率で品質トラブルは避けられると思います。また支払いもサイトに安全な支払いシステムがある場合には必ず利用し、無い場合には分割など詐欺にあいにくい(あっても被害が少なく収まる)方法を選択してください。
バイクは命を乗せる乗り物です。安全なバイクライフのためにも整備や修理は必ず必要となります。
購入時の金額は高くても程度の良い車両の方が長く使用すると考えると安くつく場合もありますので、自分でバイクを弄るのが趣味という方以外はできるだけ程度のいい車両の購入をご検討ください。
おまけ:
■違法事業者(個人を含む)にならないように注意 ※これは事例ではありません
フリマサイトやオークションサイト等を利用して、定期的(常に)車両を売却し利益を上げている場合には事業者とみなされ古物商の免許が必要となります。最近では警察などでもこういったサイトでの販売状況をチェックしており入って利益を常に上げている(ビジネスと思われるもの)事業者や個人に対しては古物商のチェックが入るようです。ご注意ください。
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