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修理・整備・メンテナンス

中古バイクの整備・修理は時間がかかる?

中古二輪自動車流通協会によく頂く相談で、「整備や修理に出したが時間がかかっている。」「なかなか戻ってこない。」「お店からの連絡がこない。」というものがあります。

さまざまな理由がありますが、預けている身となると心配ですよね。

そんな不安を少しでも解消するために整備や修理に出す際には下記を確認してください。

■中古バイクを整備・修理に出す際の確認事項
・整備・修理期間の確認
「どのくらいかかりますか?」「いつ(〇月〇日」取りに来ればいいですか?」
・連絡の確認
「整備・修理が終わったら連絡(電話)いただけますか?」「もし予定より時間がかかりそうな場合には連絡もらえますか?」

通常簡単な整備やチェック程度だと数日~1週間程度ですが、エンジンをばらすや電気系統を確認するなどの重整備になると実際に作業して問題点を見つけ出す作業も入るので数週間かかるケースもあります。

また簡単と思えるような整備でも、パッキン等部品の交換が必要な場合には、部品の取り寄せが発生するケースもありますので、取り寄せの間数日は整備・修理がストップする場合もありますので、その分時間がかかる場合があります。

それ以外にも繁忙期で整備が立て込んでいたりなど様々な要因も考えられますので、すぐ直るだろうと思わず、お店に必ず確認してください。

期間的にだいぶ長いと感じた相談では、1年超の預け期間があった事例があります。この事例では、海外モデル(日本未発売車両)を個人輸入で購入。不具合が出て整備に出したものの2か月程度原因不明。その後メーカーからリコールが出ていました。ただ、個人輸入で国内販売が無い車両のためメーカー国内販売店のリコール対象ではなく、輸入代理店がリコール整備を行うことになったのですが、リコール部品を輸入するのに半年以上かかってしまい、結果1年超えの整備になっていました。

上記は極端な例ですが、年式の古い車両やあまり壊れない部分のパーツ等は販売店や整備場にもパーツのストックが無い場合も多いですのでそういった取り寄せ期間もかかってしまうと考えてください。

 

■販売店の皆様にお願い

上記のように消費者から整備や修理の期間に関する問い合わせをよく頂きます。消費者もしつこくお店に連絡するのも嫌がられるのでは?という事で当会に相談されるケースもあります。

整備や修理にかかる日数や預かり期間、リスク等を明確に説明お願いします。

しっかりした説明がある場合では、期間が延びた場合でも消費者から理解を頂ける場合がほとんどです。

安請け合いで「すぐ直るよ。」なんて言って時間がかかっても連絡をしないなどは最悪ですので注意してください。

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