バイクのバッテリー寿命と交換時期
バイクのトラブルで多いバッテリーについて、寿命と交換時期についてです。
最近のバイクは、バッテリーが無いとエンジンが始動できません(一部除外もあります)。エンジンを始動するセルを動かすのにバッテリーが必要になります。
古いバイクでは、キックが付いているものも多いのでキックでかけたり、「押しがけ」という方法もあります。ただし、インジェクションのバイクでは、押しがけでもエンジン始動は難しいのでやはりバッテリーのチェックやメンテナンスは重要です。
■バッテリーの寿命
・平均寿命2~3年
・走行距離では5万キロ~程度
使用状況やメーカー、バッテリーのスペックなどにより異なりますが、大まかにはこのくらい。
■バッテリーの交換時期
・セルがまわらない→バッテリー切れ
・セルは動くが弱い・エンジンがかからない→バッテリー弱り
・ウィンカーやヘッドライトが弱い、光らない
・電圧テスターで12.5ボルト以下になる
バッテリー切れや弱りでもバッテリー充電器で充電をすれば使えるケースは十分あります。ただ、バッテリー切れの状態が長いものや何度も切れや弱りで充電をしているものは交換をお勧めします。
■日常利用とレジャー利用
バイクにとってバッテリーは、タイヤと同じく非常に大切な部品です。バッテリーのコンデョション維持は、定期的にバイクに乗ることでできます。
日常的に通勤などでバイクを使用している場合には、バッテリーの寿命の期間をイメージして交換をしていれば大きなトラブルにはあいずらいと思います。レジャーなど月数回程度の使用の場合には、ある程度長い時間の運転(ツーリングなど)をしないと充電がしっかりされませんので、乗り方などを考えるのがいいでしょう。
■筆者の知人ではバッテリーについて2タイプの考え方が主流
①安価(でもちゃんと信頼性のある)バッテリーを毎シーズン交換するタイプ
②高価なバッテリーを丁寧に使用するタイプ
②は使わない時期(冬など)はバッテリーを外して管理などしていますが、その手間を考えると毎年交換するという①のタイプも手間的には同じようです。
■中古バイクのバッテリー
中古二輪自動車流通協会は中古バイクの団体ですので、中古バイクのバッテリーについてです。
中古バイクのバッテリーは販売時にすべて新しくなっているとは限りません。販売店によっては、販売時にすべて新品に交換というところもありますが、まだまだ使えるバッテリーを交換するのはもったいないので、そのまま充電をして使用するケースも多いです。この判断は販売店によりますので、購入時にはバッテリーについて確認するようにしてください。
文中でも触れていますが、インジェクションのバイクはバッテリー切れになるとエンジン始動ができませんので、コンデョション維持も含め定期的に乗ってあげてください。
大切なバイクと楽しく過ごすためにコンデョションの維持に努めましょう!せっかくのツーリングバッテリー上がりで出発できない!なんて嫌ですよね。
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